本 読書記録 「好きなことだけで生きていく。」堀江貴文 後編

読書記録 「好きなことだけで生きていく」の後編

前回は第1章、2章の記録しかアップ出来なかった堀江貴文の「好きなことだけで生きていく」の第3〜5章の記録をアップします。

 

僕らには無駄なものが多すぎる

無駄なものが多すぎるという言葉の中に、日本の場合は無駄な慣習がいくつもこびりついているように思われる。良い慣習もあれば、悪い慣習、未来を開くことを阻害するような慣習も多く残っているように感じる。

著者は「学校」について次のように述べている。

学校というのは、個を潰し、ひたすら「就職活動に有利な人材」「無個性な人材」を育成するだけの場に見えて仕方ない。

中略

「もっとこうすればいいのに」というアイディアが、「慣習」の2文字で片付けられて採用されない。そんな「凡人」を育てる学校教育に飽き飽きしていた。

 

私も同感なのですが、「学校」という集団、組織体の中に「変えていい」という精神性がまったくないことと、今の日本の政治などを見ても、年配のご老人ばかりが政治の世界にこびりついていて、まったく新陳代謝が図られていない。そのような変わらない雰囲気というものも、新しいアイディアを受けれていく土壌の育成を阻んでいるような気がしてならない。

今になって思うけれども、学校に行ってよかったと思えることもあるけれども、それ以外でのコミュニティーを自分の中に持つことで、コミュニケーションだったり人間性がかなり育まれる気もする。例えば、地域のスポーツ倶楽部とかで年代が違う人と話しをしたりするのは本当に楽しかった経験だし、違う分野や学校の学生と意見交換をした経験も非常にためになったと今では思っている。

 

所有欲を全部捨てたら超幸せになれる

ホリエモンってすごいなと思いました。全部捨てきっていたということ。何を捨てたかっていうと、家、車等々のすべてを捨てて、本当にやりたいことに集中しているという点である。

車についても、いくつか乗ったら、執着がなくなって、結局処分してしまった。このようにさまざまな所有欲から卒業できた今は、とてもスッキリした日々を送っている。そして、「所有欲を満たしたい」という呪縛に苦しまされること無く、本当にやりたいことに没頭しながら生きていられる。これは本当に気持ちが良い。

自分のレベルの経験で申し訳ないけれども、引越の時、衣替えの時、まったく着ていなかった服を捨てられて爽快な気分になったことがあるけれども、そんなん比じゃないくらい捨てまくったホリエモンの幸せって半端ないレベルだと思った。

すべてを捨てきったホリエモンだからこそ、本当にやりたいことが鮮明に見えてるんだと思う。Make it simpleって本当に難しい。デザインの分野でも、足し算はやりやすいけど、引き算って本当に難しい領域と言われている。

 

悪平等意識を取っ払う

ホリエモンは悪平等意識の例として、アーティストのチケットをあげている。海外では、ミュージシャン本人と握手が出来て写真を取れるというプレミアムチケットが10万円程度で販売されてるが、日本ではそのようなチケットは販売されない。

ホリエモンはこの事について次のように斬っている。

日本には、「なんでも一律、なんでも平等」を良しとする悪平等意識がある。その考え方が、さまざまなビジネスの足を引っ張っている

 

確かにそうだと思う。生活のレベルで、あの人と自分はこのように異なる、差があるということを意識するような意識がないし、何故か同じでなければコミュニケーション出来ないかのような錯覚が刷り込まれているような気がする。

アーティストとして、日本を代表するロックバンド X JAPANがUKへツアーへ行った時に、握手が出来て、写真が取れる会を開いていたが、日本で、AKBがこのような事を取り入れているが、もっと取り入れた方が良いと思う。

 

好きなことだけするためのスキル

検索に時間をかけない

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検索に時間がかかるか、時間をかけないで即座に検索できるかで、今後の人生の浪費時間が変わってくると思われる。ファイルを探すのに時間をかけてしまうだけで、集中力の欠落と時間のロスが半端ない。

ホリエモンは「現代に必要な力は記憶力ではなく、検索力だ」と語る。そして、検索したものをもとに、それをどれだけ料理して新しいアイディア、価値を生み出していけるかに、人間の役割があるということを以下のように強調している。

答えを手にしただけで満足してはいけない。検索の本当の目的は、手に入れた答えから、クリエイティブなアイディアを生み出したり、楽しい会話を紡い出していくこと。高度な検索スキルを手に入れることで、より深いコミュニケーションができて、よりハッピーな人が増えること。そうすればもっと楽しい世の中になる。

携帯、スマフォを触っていることが、悪いことの様に語られることがあるが、それは間違っていると思う。スマフォがあればなんでも検索できるし、情報にアクセス出来て、幸せな選択が出来る。だからこそ、スマフォは必需品だし、すぐにスマフォを手にして調べるという行為は理にかなっていると思う。けれども、そこから新しい価値を見出すか否かでその人の価値が変わってくるのだろうと思われる。

 

熱中する子を止めてはいけない

熱中できることが仕事になったら最高だと思う。でもそれはなかなか見つけることは難しい。X JAPANとか楽器に熱中して手術した後もすぐにレコーディングとかライブとかしているし、スポーツ選手とか、さまざまな分野の一流の方はすごいなと思います。

ホリエモンは子供がゲームに熱中する、何かに熱中することを止めてはならないと語る。熱中することができたら、それが宝になると考えている。

究極的には、多少勉強が出来なくても、熱中するものを極めた方が良かったのかもしれない。自分の人生もこれで良かったとは思うけれども、振り返ってみると、どこかで振り切れていない自分、貫ききれていない自分がいて、なんだか勿体なかったなと後悔の気持ちが出てきてしまった。

今の趣味である、ボディーボード、ブログ、鉄道も好きなだけ突き詰めて生涯付き合えるようなものにしていきたいと思いました。おかげでブログも1日3回アップを4ヶ月続けることができているので、なんとか1年で1000回アップまで達成できそうです。

以上、ホリエモンの「好きなことだけで生きていく」の一部を抜粋してアップしました。

 

 

 


 

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