苫米地英人さんの本を最近少しだけ読むようになりました。
苫米地さんを知ったのは、知人から本を紹介してもらったのがキッカケでした。
「現代洗脳」と聞いて、このブログ書いている人、ヤバイ人なんじゃ?とか思ったりするかもしれませんが、苫米地さんは、「洗脳」の状態は身近にもごくごくあること!として、「洗脳」について分かりやすく伝えてくださっています。
「洗脳」と聞くと、オウム真理教だ!とか、X JAPANのTOSHIさんだとか、ネガティブなコトを連想されるかたもいるかもしれませんが、決してそうではなく、周りにある単純な洗脳にフォーカスを当て書いているのがこの本です。
それでは、読んだ本の内容を章毎にメモ書き程度に記録します。文脈がつながらないところもありますが、どうかご容赦下さい。
序章
まず、著者は洗脳の定義をしています。
洗脳を「本人以外の第三者の利益のために意図的に情報操作を加えること」
と定義した上で、教育は洗脳にあたらないとし、原発の推進こそ洗脳の最たるものだとして述べています。
それは、原発はクリーンだとか、原発は安全だという情報を第三者へ自らの利益のために意図的に伝えたという点ではないでしょうか。
緊急分析 2016年アメリカ大統領選挙
トランプ大統領は何か洗脳手段を使って、票を獲得したのではなく、むしろ大衆洗脳を解いた方だった!
いわゆる、メディアから君たち洗脳されているということに大衆を気づかせてあがたということにあたります。
洗脳に重要なファクターとは?
これについては、著者は「煩悩の肯定」をあげています。
煩悩は悪い煩悩と良い煩悩の両方があるのですが・・・
煩悩を肯定してあげると、その煩悩がどんどん大きくなる。ある程度大きくなったところで、ある方向へ導かれると、あとは自分の意思でその方向に突き進んでいく。
その具体的な例が「拝金主義」に染まった人達。お金のために執着する煩悩。
アメリカン・ドリームは成功のイメージがあるが、中身は徹底した拝金主義がある。
でもこれは、今の日本でも同じ事が言えるのではないでしょうか?
経団連からみの企業はどんどん潤っていく。その一方で中小は厳しい現状のままだったりとしますよね。
日常にある洗脳社会
あらゆる事件などのメディアからの紹介によって、洗脳が特別な状況で起きると我々は思い込まされている。
洗脳は日常の中にあって、CMとか、広告とか、、、、具体例としては、ワイドショーでバナナが健康に良い!と紹介されれば、スーパーからバナナが消えるという現象が分かりやすい例なのではないでしょうか?
過剰な情報を出して、その情報を受け取った人が行動を起こすように仕向ける。
思ったのですが、刺激の強い炭酸飲料や、カップヌードル、その他食品なんかも、強い情報、味を出して、うまいと認識させて、再度買ってもらえるように導くということもある意味では洗脳ですよね。
そういう点では、洗脳は身近な存在になります。
洗脳は誰が仕掛けているのか
著者はオリンピックも一つの洗脳だと述べている。
オリンピックはスポートの採点という耳触りのいい謳い文句の裏側で、放映権料、ロゴの使用量、関連商品の開発などお金を生み出す仕組みがかなり洗練されている。
これは知らなかったのですが、「リオ五輪で代表選手たちが試合の結果をTweetすると、IOCが知的財産権の侵害だと言い出した」とのこと。
また、東京オリンピック関連で想定されるハッシュタグがアメリカのオリンピック委員会で商標登録されているとのこと。
これって、けっこうもう自由だったはずのTwitterもかなり監視されたり、場合によってはアカウント停止になったりしていて、発言の自由がそうとう縛られつつある現状を映し出しているように感じます。
こういうのは、電通とか、オリンピック関係の団体が牛耳っているのでしょうか?
よくわかりませんが、よいビジネスを作っているなと思います。
また、マスメディアもその人気づくりに一役買っているので、オリンピックは素晴らしいという思い込み、刷り込みからは、もう離れることが出来るような気がしてきました。
言葉を変えて、言葉が持つ印象を軽くしようとい動きについても触れられていました。
「カッシーノ」という登録商品があります。電通が昨年登録したものだろうです。
「カジノ」という言葉だと、賭博とか、ギャンブルを連想されてしまうため、新しい言葉で国民をだましています!言葉の印象だけではなく、その後の物理的なにどのように動いているのか、よく観察うしていく必要があると感じました。
でも、よかったのは、「カッシーノ法案」にならなくてよかった。もしそんな名前だったら、ふざけてますよね!
洗脳方法
人間の思考の段階で、人間は何かを重要だと認識すると同時に、何かは重要でないと削ぎ落としている。その性質を利用して、「これが重要」と強くインプットさせてしまうと、他の情報がまったく入ってこない状況に陥ってしまうということなのでしょう。
例に出して申し訳ないですけれども、洗脳された経験がある、XJAPANのTOSHIさんもきっとこのような状況に入っていってしまったのかと、想像します。
そして、官僚は洗脳や催眠にかかりやすいとも書かれていました。
官僚は勉強がよくできた。勉強が出来るということは、集中しやすい。その分、変性意識状態に入りやすいので、没頭する。その時は重要だと思ったことは刷り込まれやすい状態になってしまう。
官僚の方、頭が良い方は結局ある意味では頭悪い部分もあるので、頭がよい部分を人に悪用されないようにすることが大切なのですね。
まとめ
- 洗脳は身近な規模で起きている。だから特別視しない。
- 洗脳の主たる媒体であるTVは特に疑いの目を持って見る。
- たとえば、第三者から情報を得たとしても、すぐに回答せずに自分のちからで、調べ、分析すし、次なるる一歩を踏み出す。
重要なところは、ピンク色のマーカーと横端に折れ目を入れて記録しました▼
この方法がよいのかは試し中。
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