
その差7000円!SHURE定番マイク、本当に買うべきはどっち?
こんにちは。ポッドキャスターのリッキー(@rickey_blog)です。ブログとポッドキャストでポッドキャスターに役立つ情報を発信してます。
「今日もニッチ、明日もニッチ」ということで、今回はまたまたニッチなダイナミックマイクの比較レビューをお届けします。
ポッドキャスター向けの機材情報を発信するこの番組(ポッドキャスト機材庫)ですが、先日、倉庫を整理していたらShureの名機「SM57」がひょっこり出てきました。
「これは比較レビューするしかない!」と思い立ち、急遽収録をすることに。比較対象は、同じくShureの定番ボーカルマイク「Beta 58A」です。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- SM57のポッドキャストでのリアルな音質
- 定番マイクBeta 58Aとの具体的な違い
- どんな人にSM57がおすすめなのか
楽器用のイメージが強いSM57が、果たしてポッドキャスト収録に使えるのかどうか、徹底的に検証していきたいと思います。
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「楽器用」のイメージが強いShure SM57とは?

Shure SM57と聞くと、多くの方が「楽器用のマイク」というイメージを持つのではないでしょうか。特に、ドラムのスネアやギターアンプの音を拾うマイクとして、世界中のライブハウスやレコーディングスタジオで使われている、まさに「業界標準」とも言えるマイクです。
そんなSM57ですが、以前どこかで「使い方によってはポッドキャストにもすごく良い」という話を聞いたことがあり、個人的にずっと気になっていました。
SM57の主な特徴は以下の通りです。
- 歴史が長い:SM58と並ぶ超ロングセラーモデル
- 比較的安価:Shureのマイクの中では手に入れやすい価格帯
- 頑丈で壊れにくい
- コンパクトで持ち運びやすい
外観は、ボーカルマイクとして一般的な球体のグリル(網の部分)を持つBeta 58Aと比べると、先端が平たく、全体的に細身でシュッとしたデザインです。「ペンケースにも収まってしまいそう」なコンパクトさで、持ち運びには非常に便利そうですね。
【音声で比較】SM57の音質を3パターンで徹底レビュー
それでは、実際にSM57で収録した音声を聴きながら、その実力を検証していきましょう。今回は、オーディオインターフェース「Apollo Twin X」に接続し、いくつかのパターンでテストしてみました。
EQ(イコライザー)なしの素直な音
まずは、EQを何も調整していない、マイク本来の音から。コンプレッサーだけ軽くかけて収録しています。
聴いてみた感想としては、「EQなしでも意外と低音がしっかり入っていて聴きやすい」という印象です。楽器用マイクというと、もっと硬くてドライな音を想像していましたが、声の収録でも十分使えるポテンシャルを感じます。
破裂音(ポップノイズ)のテスト
次に、ウィンドシールド(マイクにつけるスポンジ)なしの状態で破裂音のテストをしてみました。「パピプペポ」といった音を発すると、やはり息が直接マイクに当たる「ボフッ」というノイズは目立ちます。
しかし、Amazonで購入した安価なウィンドシールドを装着したところ、破裂音はほとんど気にならなくなりました。
SM57をポッドキャストで使う場合は、「ウィンドシールドは必須アイテム」と言えそうです。
EQあり(ポッドキャスト向けセッティング)
最後に、私が普段ポッドキャストを収録する際に行う「いつもの味付け」をしてみました。具体的には、ハイパスフィルターで不要な低音(100Hz以下)をカットし、ゲート、コンプレッサー、EQで声が聴きやすくなるように調整しています。
この設定を施すと、「一気にポッドキャストらしい引き締まったサウンドに」なりました。SM57はEQの効きも良く、音作りがしやすい素直なマイクだと感じました。
【音質比較】定番マイク Shure Beta 58Aとの違いは?

せっかくなので、比較対象として「Beta 58A」の音も収録してみました。
Beta 58Aは、SM57と比べると指向性(音を拾う範囲のこと)がさらに鋭い「スーパーカーディオイド」という特性を持っています。
音質を比較してみると、やはりBeta 58Aの方がボーカル用にチューニングされているだけあって、「声の収録に最適化されているな」という印象を受けます。
SM57に比べて音が硬くなく、全体的に「丸みを帯びた温かいサウンド」が特徴です。
ちなみに、サウンドハウスでの価格(2026年1月時点)を比較すると、
- SM57:約15,000円
- Beta 58A:約21,000円
となっており、約6,000円の価格差があります。この価格差をどう捉えるか、非常に悩ましいところですね。
【最終結論】あなたが選ぶべきはSM57?それともBeta 58A?

さて、結論です。楽器用マイクとして名高いSM57は、ポッドキャスト収録に使えるのでしょうか?
私の答えは、「十分に使えるし、特定の用途においては非常に魅力的な選択肢」です。
もちろん、声の収録に特化したBeta 58Aの方が最初から整った音で録れるというメリットはあります。
しかし、SM57もEQで調整すれば、全く遜色のないクオリティに仕上げることが可能です。

特に、以下のような方にはSM57を強くおすすめします。
- ✅ これからポッドキャストを始める方の入門機として
- ✅ ゲスト用のマイクを探している方
- ✅ 屋外での収録など、持ち運び用のマイクが欲しい方
- ✅ ポッドキャストだけでなく、楽器の収録もしたい方
SM57は手頃な価格でありながら、非常に頑丈で、コンパクト。そして何より、音質も申し分ありません。
「とりあえず予備で一本持っておく」という使い方にも最適です。1本スタジオに転がしておけば、マイクが足りない時や、急な収録にも対応できる心強い味方になってくれるでしょう。
今回は、倉庫から出てきたSM57をきっかけに、そのポッドキャスト用マイクとしての可能性を探ってみました。
マイク選びは好みの部分も大きいですが、今回のレビューがあなたの機材選びの参考になれば嬉しいです。
今回のレビューの全編は、ポッドキャスト「ポッドキャスト機材庫」で詳しく解説しています!実際の音声をぜひあなたの耳で確かめてみてくださいね。
あなたはどちらのマイクの音が好みでしたか?ぜひコメントで教えてください!

