ポッドキャストやユーチューブの音声コンテンツは、それ自体で価値があり人々を魅了しますが、テキストとして残すメリットも大きいものがあります。検索エンジンに最適化されたブログ記事として公開すれば、新たなリスナー層の開拓やSEO対策にもつながります。
しかし、音声データからブログ記事を作成するのは大変な作業です。書き起こしを行い、さらにブログに適した形に編集する必要があるためです。そこで今回は、音声コンテンツをブログ化する簡単な3ステップを紹介します。
- もくじ
このコンテンツをポッドキャストで聴きたい方はこちらから👇
STEP1.書き起こし
まずは音声データを文字に起こす必要があります。面倒な作業ですが、近年のAIテクノロジーによって自動で書き起こしが行えるようになりました。主な方法は以下の3つです。
LISTEN(リッスン)
リッスンはポッドキャストプラットフォームで、配信中のPodcastのRSSを登録するとエピソードの音声を自動で書き起こししてくれます。書き起こしデータは30分~1時間程度で受け取れます。複数人の会話の場合も、話者を自動で認識して分けてくれる高機能なツールです。
サブスタック(Substack)
サブスタックはメルマガサービスですが、音声アップロード機能があり、書き起こしのオプションを有効にすれば自動で書き起こしが行われます。日本語にも対応しており、10分程度の音声ファイルなら1~2分で書き起こしが完了します。
Summaryfm (サマリーエフエム)
元々はスタエフが運営していたサービスですが、現在はオトナル株式会社が買収しています。オトナルの管理画面からPodcastのURLや音源をアップロードすると、サマリーFMで書き起こしが行われます。
STEP2. テキストを整える
書き起こしデータを手に入れたら、次はブログ記事の形に整える必要があります。CLAUDE.AIなどの最新AIアシスタントを使うと、この作業が格段に簡単になります。
書き起こしデータをコピー&ペーストし、「ブログ記事の形に整えてH1〜H3タグを付けてください」と指示すれば、AIが適切な構造でテキストを生成してくれます。段落分けや見出しの付け方など、ブログ記事のフォーマットに沿った整形が自動で行われます。
AIの出力結果を確認し、必要に応じて手直しを行います。文字数の調整や間違いの修正、文章の追加などを行えばOKです。字数が足りない場合は「2000文字程度に文量を増やしてください」と指示を出すと、好みの長さに整えてくれます。
STEP3. 投稿する
最後に、整えたテキストデータをブログの投稿画面にコピー&ペーストし、装飾を施して投稿します。画像の挿入なども忘れずに。ブログ以外にも、メルマガやXの長文投稿などにも応用できます。
実際の長文投稿の実例はこちら👇
投稿する前に、必ず一通り確認を行うことをおすすめします。AIは完全では無いので、誤りがある可能性があるためです。フォーマットが適切かや内容に矛盾がないかなどをチェックしましょう。
さいごに
以上の3ステップを踏めば、手軽に音声コンテンツをブログ化できます。かつては大変な作業でしたが、AI技術の進化によってブロガーやポッドキャスターの負担が格段に軽くなりました。音声とブログの融合によって、新たなコンテンツ創出の可能性が広がっています。ぜひ一度お試しください。