本読書記録 「英語の品格」 著者:ロッシェル・カップ、大野和基
Rickey(@tg677)です。
久しぶりの本読書記録。今回は「英語の品格」という本を読み終わりました。かなりダラダラと電車に乗っている時だけ読んでいまして、読み終わるのに日数がかかってしまいました。
事例、例文が沢山あって分かりすかった!
「英語の品格」と聴くと、上流階級の言い方があるのか?と思ってしまうかたもいるかもしれませんが、英語にも丁寧な言い方があったり、人の気持や状況を配慮した言い回しがあったり、奥が深い言語です。その深さのなかで、その状況に応じた英語を少しでも話せるように、色々な事例をあげてくれているのがこの「英語の品格」という本です。
なんとしても言語化すること!
色々な国の方とお仕事をさせていただく時、日本人同士だったら説明しなくていいことでも外国の方との場では、すでに当たり前のことでもしっかりと1から順序だてて説明をしていきます。
Spell it out! 詳細に説明するという意味ですが、特に日本の文化的な行事などを外国の方に説明するときには、その起源や文化的背景、日本人が大切にしている価値等を言葉に起こして話すということがとても大事です。
アメリカでは、言葉によって物事を把握してくれます。「言葉になってないということは存在していないことと同じだ!」とも言われます。なので、日本人が持っている価値観、大切にしてるものは、なんとしても言葉にしていく、言語化していくというプロセスがとても大事です。
差別に気をつけよう!
学校で習った英語をそのまま使っていると、しらない間に差別的な発言をしてしまっているということもあるかもしれません。
この本の中で大変参考になったのが76ページ、77ページに記載されている「差別や軋轢を防ぐための中立的な表現」というコーナー。
例えば、身体障害者は「disabled」と辞書で検索されるかもしれませんが、ここでは中立的な表現として「physically challanged」や「differently abled」という表現が紹介されていました。
他には「失業者」は 「unemployed」ですが、それを「in transition」とか「between jobs」という言い方は知らなかったです。
77ページに表記されている表現については是非どれも覚えてスラット使えるようにしたいものばかりです。こういう表現を知っているだけで、ちょっと人を不快なな思いをさせてしまうリスクを軽減できますし、安心してもらえます。日本人の英語だから仕方ないよねと諦められるより、ちょっとでも語彙を不やして喜んでもらいたいですね。
まとめ
この本は小手先の「英語が喋れるようになれる!」系の本ではなく、ちゃんとした英語を話せるようにするため本であり、アメリカの文化背景、人々の価値観を理解できる本です。是非手にとってみてください。