なぜ音声?SNSより深く「濃いファン」が爆増する、たった1つの決定的な理由

リッキー

こんにちは。ポッドキャスターのリッキー(@rickey_blog)です。

ブログとポッドキャストでポッドキャスターに役立つ情報を発信してます。

2025年も、もう間もなく終わりですね。

この1年、X(旧Twitter)やInstagramの運用を頑張ってきたけれど、

  • なかなかフォロワーが伸びない…
  • ファンと呼べる人が増えている実感がない…
  • 副業にも繋がらないし、このままでいいのかな…

そんな風に、SNSの消耗戦に疲れを感じていませんか?

もしあなたが「いいね」の数に一喜一憂するのではなく、「本物のファン」との深い繋がりを求めているなら、2026年こそ、その戦い方を変える時かもしれません。

ぜひ、音声配信(ポッドキャスト)という選択肢に目を向けてみてください。

なぜなら、音声配信には、テキストや画像のSNSにはない、深く、濃いファンを自然と増やしていく力があるからです。

今回は、なぜ音声SNSは、他のSNSより深く濃いファンが増殖するのか」その決定的な理由について、科学的な根拠も交えながらお話しします。

 

記事を耳からアップデートしたい方は音声でどうぞ👇

なぜ音声配信で「濃いファン」が増えるのか?理由はたった1つ

なぜ、ポッドキャストなどの音声配信を続けると、熱量の高いファンが増えていくのでしょうか。

数多くの理由が考えられますが、最も決定的で、たった1つだけの理由を挙げるとするならば、それはあなたの「」です。

あなたの「声」が、リスナーとの間に圧倒的な「信頼関係」を築き上げるのです。

私たちは、誰かの声を聞いたとき、その言葉の内容だけでなく、声のトーン、速さ、抑揚、息遣いといった「音そのもの」から、膨大な量の情報を受け取っています。

  • あ、この人、本気で話しているな
  • なんだか、この人の話は信用できそうだ

こうした感覚的な判断が、配信を聞くたびに少しずつ蓄積されていきます。この積み重ねこそが、揺るぎない信頼に繋がるのです。

これは、テキストが持つ情報の正確さやロジックとは全く別の次元の話です。声には、テキストにはない「ぬくもり」があり、まるで脳に直接語りかけてくるような、不思議な力があります。

声が持つ驚くべきパワー【科学的根拠あり】

この「声の力」は、単なる感覚的なものではありません。
書籍『声のサイエンス』でも、科学的な根拠が示されています。

本書からポイントを3つ抜粋してご紹介しますね。

ポイント1:理屈ではなく「本能」に直接アプローチする

私たちは声という音そのものを同時に脳内に取り込んでいます。そしてこの声という音は、新皮質だけではなく、大脳のもっと深いところにある旧皮質を刺激するのです。旧皮質は…本能領域に当たります。

声は、理性や思考を司る脳の「新皮質」だけでなく、もっと奥深くにある、本能を司る「旧皮質」に直接届きます。

つまりリスナーは、理論的に「この人の話は正しいか?」と判断する前に、本能的に「この人は快か、不快か」を感じ取っているのです。

ポイント2:「好き・嫌い」を直感的に引き起こす

声という音は…心地よい、悪い、好き、嫌いという本能的な感情を起こさせます。

理由はないけど、この人の声が好き
なんだか、この人の話は心地良い

そう感じたことはありませんか?
それは、あなたの本能が引き起こしている感情です。

この本能的な「好き」という感情は非常に強く、テキストや画像だけではなかなか生み出すことができない、強固なエンゲージメントの土台となります。

ポイント3:あなたの「すべて」を伝えてしまう

声という音は話し手の実に多くの情報を含んでいます。身長、体格、顔の骨格、性格、生育歴、体調から心理状態まで、つまりその人のすべてです。

驚くべきことに、声にはあなたのパーソナリティのほぼ全てが含まれています。

あなたがどんな人間で、どんなコンディションで、どんな気持ちで話しているのか。
それらが全て、声を通じてリスナーに伝わってしまうのです。

だからこそ、取り繕うことなく、ありのままの自分で発信することが、何よりの信頼に繋がります。

「あなたから買いたい」を生み出すファン化のプロセス

これほど多くの情報を含んだ「声」は、自分という人間を伝える上で、最も手っ取り早く、そして効果的なツールです。

かつて、多くの政治家がラジオ演説で大衆の心を掴んだように、声には人の心を動かす絶大な影響力があります。

配信を続けることで、リスナーはあなたの声を通じてあなたの人柄に触れ、「この人と価値観が似ているな」と親近感を覚えていきます。

そして、その関係が深まっていくと、

  • この人の話をもっと聞きたい
  • この人が勧めるものなら試してみたい
  • この人から商品やサービスを買いたい

という気持ちが自然と芽生えてきます。
これこそが、音声配信がもたらす究極の「ファン化」なのです。

焦りは禁物。ファン作りは「ぬか漬け」と同じ

ただし、一つだけ注意点があります。
それは、濃いファンは一夜にしては生まれないということです。

ファンとの信頼関係の構築は、まるで「きゅうりのぬか漬け」のようなもの。

時間をかけてじっくりと漬け込むことで、味が染み込み、美味しくなるように、リスナーとの関係も、時間をかけて育んでいく必要があります。

だから、せっかちな人には音声配信は向いていないかもしれません。

「でも、自分の声に自信がないし、話すのも苦手…」
そう不安に思う方もいるかもしれませんね。

ご安心ください。プロのアナウンサーのような流暢な話し方は全く必要ありません。むしろ、少し不器用なくらいの「素のあなた」が伝わることこそが、リスナーとの信頼関係に繋がるのです。

時間はかかってもいいから、本気で自分を応援してくれるファンを作りたい

もしあなたがそう考えるなら、音声配信はこれ以上ないほど最適なツールです。

コツコツと配信を続けていけば、必ず「あなたから話を聞きたい」「あなたから学びたい」と願う熱心なリスナーが現れます。

2026年、あなたの「声」を世界に届けてみませんか?

2026年、あなたもマイクの前に座って、あなたの「声」を世界に届けてみませんか?

難しく考える必要はありません。
まずはスマホの録音アプリを開いて、「最近ハマっていること」について1分間だけ話してみませんか?

誰にも聞かせなくて大丈夫。
それが、あなたの声が持つ可能性に気づく、記念すべき第一歩です。

私のポッドキャスト番組「ポッドキャスト大学」では、具体的な機材の選び方や配信の始め方など、あなたが次の一歩を踏み出すための情報をたくさん発信しています。

もし始め方が分からなければ、ぜひチェックしてみてくださいね。

著:野村高文
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