本読書記録「多動力」堀江貴文
Rickeyです。久しぶりの本読書記録です。人口問題を取り上げた「未来の年表」を読了したので、読書記録を書いていたのですが、途中で面倒くさくなって、アップをやめてしまいました。
「多動力」については、ちゃんと記録をブログに残しておきます。
「多動力」と聞いて・・・
多動力と聞いてネガティブな印象を持つ方もいらっしゃると思います。辞書で調べると▼
小児の行動異常の一。落ち着きがなく動き回る症状。多くは注意の持続困難や衝動性を伴い,学習障害をきたす。
<出所:スーパー大辞林>
となってしまい、教育関係の方はマイナスなイメージが先行してしまう。けれども、この本で言われている多動は、言い換えれば「マルチタスク」とか、「いくつもの仕事を同時に動かす」という意味として使われている。
ホリエモンの多動力の原点は「すぐはまって、すぐ飽きる」ということが書かれていた。いくつものプロジェクトを横断しながらマネジメントするには、何かにハマって、詳しくなって、いろいろな分野のプロジェクトにその知識を繋げるように活用していくという壁がない姿勢というものがエッセンスだと思われる。
自分にしか出来ないことに集中する
ホリエモンは月に1回ペースで本を出版しているが、それにすべて関わっているわけではない。有能なスタッフが校正をし、デザインを考え、この本が出版されている。この本はホリエモンはインタビューを受ける形で、それを書き起こし、編集されたものが本になっている。
本を出版となると自分が関わらなければという思考もあるかもしれないが、とにかく自分がしなければいけないこと。インタビューに応えて、本の基になる種を残しておく。あとはスタッフにやってもらう。こういう姿勢が多くのプロジェクトを並行に扱うには必要なんだと思わされた。
ここで、この本の中からこれは面白いなと思ったことを幾つかピックアップしてみました!
”3つの肩書を持てばあなたの価値は一万倍になる”
1つのことに1万時間取り組めば、だれでも「100人に1人」の人材になれる。1万時間というのは、1日6時間やったと考えて5年。5年間1つの仕事を集中してやれば、その分野に長けた人材になれる。
本文より▲
1つの顔より2つの顔、3つの顔。趣味で終わらせるのではなく、あるところまで極めてしまうこともありなのかなと。趣味のブログから本を出版してヒットして職を変える人だっているし、副業としてやるひともいる。1つの仕事にしばられないで、幅を広げて、もし今の仕事で食べていけなくなった時のために、2つめの顔、得意分野で食っていけるような価値、肩書があったらいいなと思った。
”まずは1つのことにサルのようにハマれ”
せっかくサルのように集中しようとしている子供の肩に手をかけ、バランスが取れたつまらない人間に矯正しようとする。これでは、好奇心と集中力がもたない。大人が押し付ける「バランス教育」はくだらない。
本文より▲
私はバランスが取れた人は嫌いだ。バランスが取れている人と一緒にいると、つまらないから。その人から得られる刺激が少なすぎる。というか無い。だからちょっとでもマニアックな人とか、趣味に没頭している人、人より何か突き抜けている人といると、新しい情報に出会えるし、何より楽しい!ハマることって、悪いことではないし、そこからイノベーションが生まれるはず。
“永遠の3歳児たれ”
あなたが3歳児だったころ、「多動力」は確実の中にたっぷりと備わっていたのだ。しかし、多くの人は、子供から大人になっていく中で「多動力」がみるみるうちに涸れていく。「やりたいこと」ではなく「やらなくてはいけないこと」をするように矯正されバランスの取れた大人になる。
一方で、成功している起業家やクリエーターは、好奇心旺盛な3歳児がそのまま大人になってしまったような人が多い。大人になるにつれ身につけているはずの分別や自制心を、彼らは良い意味で持っていない。無分別であり、ストッパーが外れている。
本文より▲
好きなことをするとき、3歳児だった頃と脳の動きは変わっていないような気がする。すきな電車、サーフィン、ボディーボード、デザイン、英語等々に明け暮れている時は一番幸せで、例えば、英単語を覚えることは全然苦でないし、サーフィンを3時間やっていても疲れを感じない。何かが吹っ切れてしまう状態に入っていける。変に周りを気にすること無く、常にやりたいことを求めていきたいなと心の中で思ってみた。
気づいたこと
知らず知らずのうちに、我慢する社会人になってしまっていたことに気付かされた。他人のための時間に生きて、自分のために生きていない。もっとやりたいこと、自分にしか出来ないこととは何かを考え、行動しなければと深く考えさられる本だった。
以上、「本読書記録「多動力」堀江貴文」でした。
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