鉄道マニアの視点から大雪時、台風時の間引き運転について思うこと

鉄道マニアの視点から大雪時、台風時の間引き運転について思うこと

大雪時。電車は大変な遅延や運転見合わせをお越し、交通機関は麻痺してしまいます。

そのためにいち早く情報をキャッチして動かなくてはいけません▼

先日、東洋経済の記事の中で、交通・鉄道関係のコンサルティングをされている阿部等さんの「首都圏『大雪時の間引き運転』は逆効果だ」という記事を目にしました▼

この記事の中で、阿部さんは間引くから混雑する。

間引かず、列車の増発を!という提唱をされていました。

阿部さんの内容とかぶるところもあるかもしれませんが、自分なりの考えと鉄道マニアの視点からまとめてみました▼

1.雪を落とすための回送列車を走らせる

大雪の場合、架線やポイントに雪が積もったり、ポイントでの線路の間に雪の塊が入ってしまうと、ポイントが切り替え出来なくなってしまったりします。

間引きの運転をせず、それなりに電車を走らせておけば、雪を落としながら走ることができ、雪による影響をあまりうけずに走ることを継続できるのではないでしょうか。

特に、朝夕のラッシュでも都心から離れたエリアでは、ラッシュ時でも10分に1本などというダイヤもあります。そこで、空いている時間帯に回送列車をわざと走らせて、ラッセル車として活用することを提案します。

鉄道会社によっては、ラッシュ時に全ての列車を走らせてしまっているから、そんな余裕は無いというところもあるかもしれません。

少し間引き運転をするようであれば、間引いたために車庫で眠っている電車をラッセル車として活用することも出来るのではないかと思います。

 

2.遅延覚悟の上、ノロノロ運転をしよう

台風、大雪のどちらの場合も速度制限がかかり遅延が発生してしまいます。

風の場合、橋の上での制限がかかり速度を落としての運行することがあります。例えば、東京メトロの東西線やJRの武蔵野線など。

大雪や雨の場合電車がホームに入る時にブレーキがかかりにくく、通常よりも時間がかかってしまい、遅延につながってしまいます。4年前の大雪では、東横線の元住吉駅にて電車のブレーキが間に合わず先行列車にぶつかってしまうという事故が発生してしまいました。

このように、大雪時は減速は慎重に。そして加速も架線との摩擦を考慮してゆっくり発車します。

ホーム上の乗客超滞留を避け、また雪を落として走るためにダイヤは通常のままに超遅延覚悟でノロノロ運転をしていくことが良いのではないかと考えます。阿部さんの記事にもあるように間引きをしてしまうと、ホーム上に人が溢れ、入場規制をかけなくてはならない状況になってしまいます。

それを回避するために、ノロノロ運転でも電車を沢山走らせて、ホームに乗客が滞留しないという環境をつくるべきだと考えます。

 

3.Demand BusならぬDemand Train

Demandは需要という意味の英語です

Demand Busとは、需要に応じてバスを走らせるバスのことです。

そして、ここで提案したいのは、Demand Trainというもの。乗客の需要に応じて電車を走らせるというものです。

台風や大雨によって、10時〜16時の需要が増えた場合にそれに応じて電車の増発をします。

たとえば、先日起こった様な大雪で早めの退社が促された時は、14時頃から電車が込み始めるので、平日の午後のダイヤであっても、夕方のラッシュ時に近いような頻度で電車を増発するという柔軟な、需要に応じたダイヤを設定する、臨時電車を走らせるというものです。

日中のダイヤもラッシュ時と同様に沢山の電車を走らせている路線もありますが、そうでない路線は各駅を増発させるなどの取り組みが出来る余裕があるかと思います。

その場合、運転手や車掌のやりくりが臨時的に発生しますが、その辺は臨機応変に臨時の要員が対応する感じでしょうか。

以上の3つを鉄道マニアの視点から提案したいと思います。

ではでは、

リッキー

それでは、良い一日を!

Have a wonderful and fruitful day!

พบกันใหม่

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