改正組織犯罪処罰法、テロ等準備罪が可決された日に思ったこと

2017年6月15日7:45にテロ等準備罪(共謀罪)が可決

boy-2212123__480.jpg

このアップは可決された法案に反対するわけではなく、自分自身が今日という日を忘れないようにするために、今日起きたこと、感じた事を記録しておきます。後の世代の人が何故、こんな法案を可決させてしまったんだ!と怒られるかもしれません。

その時に今日の事をふりかえれるように、ここに記録しておきます。

 

当日の朝、ネット中継を見た

徹夜国会をして迎えた当日の朝、5:45頃から再開された様子を国会中継とAbemaTVでWatchingしていました。

ふと思ったのは、オールナイトで国会をすると、どれだけの税金がエクストラで掛かってるんだろうと思いました。。。みんな朝帰りだし、そのまま国会で翌日に委員会が開かれているところもあったようですね。本当にお疲れ様です。お化粧も直せないままだったのかもしれません。。。。

 

国会中継については、こちらのサイトからWachingすることができます。

net.jpeg

参議院インターネット中継

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

衆議院インターネット中継

http://www.shugiintv.go.jp/jp/

 

TVの演出に惑わされない

ニュース番組で見る国会の様子はほんの一端です。なので、印象的なカットがニュースとして採用されていて、ざっくりとは分かるのですが、周りでどんなヤジが飛ばされているのか、どんな雰囲気なのか、細かい部分は伝わってこなかったり、カットされてしまっています。インターネット中継を通して、議論の様子を定点観測していると(自分が休みの日に限り)、大臣がどんな変な答弁なのか、客観的に分かってよいです。テレビはある意味洗脳装置なので、自分の目と耳で確認できるネット中継は便利です。

可決された日の朝、最初はインターネット中継で追いかけていましたが、途中からAbemaTVに切り替えました。通勤時間にも差しかかかっていたのですが、いつものJ-WAVE TOKYO MORNING RADIOを聞かずに、AbemaTVを見続けました。

電車の中で牛歩する議員さん、可決された瞬間でしたが、iPodTouchを握りながら、怒りが込み上げてきたのを鎮めました。日本はもう民主主義の国じゃないんだと。

 

日本人同士はそんなに政治の話ししない

poverty-1274179__480.jpg

日本人同士って、そんなに政治の話ししないですね。自分の身の回りの人だけかもしれませんが、国会で起きていることについて、話題にすると、「あ〜そうだね」くらいの返事で、そこから先に話が進みませんでした。

何人かに聞いてみましたが、同じような感じでした。大事な事が審議されていても、自分の生活にリアルに関係がなかったり、報道されていなかったりすると、いい意味での無関心状態が生まれてしまっています。それよりも、毎日生きていくだけで忙しくて、大変なのが実際のところではないかと感じました。そんな国会で起きていることに首突っ込んでいる暇はないと。

 

国会の「ダラダラ感」が今の日本を象徴している

行政だからちゃんと入館した人のデータとか取っている。データベースにも残っているはずなのに、データを破棄したと言ってしまう答弁。リスク管理が甘すぎるような気もするけれども、これでダラダラと答弁して逃げ切ってしまうのだから、人として本当に終わってるよなと思いました。

そもそも、法案が整備されてないんなら、オリンピックなんかに手なんか挙げなくてもよいのに。オリンピックという洗脳された大会、その素晴らしいという大会を利用し、感情的に揺さぶってくるのは、いい加減止めてほしい。オリンピックなんか、本当はどうでもよくて、それをうまく枕詞的に利用しているだけなのではないでしょうか。

 

気になったツイート

Twitterを眺めていて、著名な方の中からこんなTweetがありました▼

 

そして、私もこれに便乗して、20時からのJAM THE WORLDがちょっと期待はずれだったので、こんなTweetをしてしまいました▼

3回Retweet、9つのLike、プロフィールクリック5回、Impressionsは522になってしまった。。。。今日のナビゲーターは青木理なので、ちょっと楽しみです。

 

以上、6月15日、改正組織犯罪処罰法が可決された日の記録でした。もしかしたら自分のTwitterアカウントが政府の意に反するような内容だったら閉鎖されてしまうなんていう日が来てしまうかもしれませんが、激しく戦っている人の中には、何回もすでにアカウント停止されたという方もいらっしゃるようです。すでに共謀に対する監視が始まっているのかもしれません。

 

スノーデン日本への警告がタイムリーで面白い

Unknown

今、たまたま読んでいる「スノーデン 日本への警告」その中でこんな一文が書かれていました。タイムリーなので、一部抜粋してシェアします。読書記録は別途アップ予定▼

 

国会で議論されている共謀罪が成立すれば、共謀の事実を立証するための重要な操作手法として、近い将来にSNSや電子メールの内容を傍受する監視捜査の合法化が求められるでしょう。

 

2013年には、政府がほとんどフリーハンドで情報を機密とできる特定秘密保護法が、多数の反対にも関わらず制定されてしまいました。

政府が情報を持つこと自体に問題があるわけではありません。しかし、政府が情報を機密とする顕現は本質的に民主主義にとって危険なものであり、極めて厳格なコントロールが不可欠です。

 

日本ではテロよりも風呂場で滑って死ぬ確率の方がはるかに高い!実際の猛威がどれくらいであるかを検証する必要がある。

 

今回の法案可決にあたっては、厳格なコントロールという部分の議論がすっ飛んで可決されてしまったから、後付で色々といいように言われるんじゃないかと心配です。

オリンピックがあるから、テロが、オウムがと感情的にプレゼンしてくる政府に対して、しっかりと客観的なデータをもって、分析すべきです。それだけ今まで感情的なインフォメーションで我々日本人は沢山流されて誘導されてきたということ、騙され続けてきたという事実を反省しなければいけないのではないでしょうか。

以上、6月15日という日の記録をしてみました。色々と不安ばかりが心を覆ってしまいます。自分自身がもっときちんとした情報にふれて、きちんとした判断ができるように強くならなければいけないと思いました。

 


 

過去の強行採決時に思ったこと▼

共謀罪の強行採決を通して思ったことの記録

  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー