個人主義が進まず、親が子離れ出来ない本当の理由とは?

リッキー

สวัสดี ครับ (サワディークラップ) Rickey(@rickey_blog) and Instagram (rickey_blog)です。

最近の出来事を通して思うこと

日本における家族観ってどうなってるんだろう?

最近そんなことを考えます。

自分の家族、父母、娘、息子が事件を犯してしまった時に、その親は子はどこまで責任を問われるのか?問われるべきなのか?そもそも別の人間として、いわゆる他人として関係がないものとすべきなのか?

その家族としてのあり方、家族がどこまで責任を持つかについて、時代とともに、家族観もアップデートされるべきではないかと危惧しています。

例えば、ある女優の息子が大麻を所持していた、事件を犯してしまった、親であるその女優さんは責任を取ってメディア向かってお詫びする。

また、最近では親が引きこもりの子を、事件を犯してしまうかもしれないという理由で殺してしまうという事件も発生。

果たして、日本の親はどこまで子の責任を撮るべきなのか、また日本の子はどこまで親がやってしまったことに、責任が伴うのか、その線引がクリアでなくなってきているような気がしてならないのです。

というより、親と子は一体で何があっても、お互いがお互いにしてしまったことの責任を取るような家族としての絆を持てというような、同調圧力のような空気が充満しているような報道に違和感を覚えます。

欧米では、家族間の愛、絆は強くあるものの、子は親から独立していくという関係の中にあります。

日本では、何歳になっても、親が子を子が親をケアしていくと同時に責任も取っていく。

この家族観の押し付けが本当に続いていいのでしょうか?ちょっとアップデートが必要なのではないかと考え始めました。

 

親が子離れ出来ていないのか?子が親離れ出来ていないのか?

親が子離れできていないのか?子が親離れ出来ていないのか?と考えると、圧倒的に前者ではないでしょうか?

親が変われば、子は絶対変われる。親が子離れ出来れば、子の独立につながる。最近はこういうコトは言われないけれども、20歳を過ぎて社会人になった子供は家から追い出して、自給自足をさせるべきかな〜と。

実家から出勤というオプションもありだけれども、私はそれは避けた方が良いと思う。子も実家にいれば水道代、光熱費、食費、住宅代は浮く。けれども、同じ空間を共有しているために、なんとなく依存の関係が長引いてしまって、ダラダラと過ごしてしまい、お互いが一人の大人としての、一人の個人としての関係が築きづらくなってしまうのではないだろうか。

もう一度、成人して就職したら出ていってもらうという考え、突き放していくタイプの人があっても良いのではないかと感じるのです。そういうのがちょっと少なくなってしまったかなと。

 

憲法から見る「家族観」とその同調圧力

一方で改憲に向かって動き出しつつある日本国憲法、自由民主党の改憲草案を見ると、第二十四条に次のようなことが追加されている▼

第二十四条 家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。

<出所:自由民主党HPより>

https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/news/policy/130250_1.pdf

この微妙だな〜と思うのは、「家族は、互いに助け合わなければならない」というところ。

家族ありきなところが、大前提。そして、互いに支え合う。いわゆる、責任を最後まで取ってねという無言の圧力を感じてしまうのです。

こういうところに、日本の「個人主義」が進まない原因を感じます。

また、フィーリングとして感じるのは、NHKの連続ドラマ小説なども、いつも三丁目の夕日の時代のような昭和背景の淡い茶色が似合う情景で、家族がベースにある題材ばかり。

このような物語をずーっと押し付けて、刷り込んでくることもに、違和感を感じます。

知らない間に「家族は支え合う」「おとなになっても、子供は子、親は親」という感覚が刷り込まれる。

「親は一人の個人、大人としての別人格。子もまた一人の人として、別なもの」っていう感覚がないのが、なんだか変だな〜と思ってしまいます。

果たして、日本の親子はいつまでベッタリしなければいけないのでしょうかね?

これから日本はどうなるか・・・




Rickey

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