こんにちは。ブロガーのリッキー(@rickey_blog)です。Spotifyはじめ13のプラットフォームへ毎日Podcast同時配信しています🎙
音声配信(ポッドキャスト)を続けていると、こんな悩みにぶちあたります💦
🔸高音質なマイクが欲しい
🔸ミキサーが欲しい
🔸リモートでの収録もしたい
これらの悩みは「Audio Hijack(オーディオハイジャック)」というアプリを使うことで解決できます☝️
Audio Hijackを使うと、Macに繋がるものはどんな音でも収録。非圧縮での収録、ノイズカットなど機能満載です。
例えば、zoomのWeb会議の音もカンタン収録。リモート環境での収録には欠かせないアプリ。リモートのポッドキャスト収録にも使えます🎙
音声配信の高音質化、リモート収録に困っていた方は、このブログ記事を最後まで見てみると解決策が見つかりますよ😅
それではどうぞ〜💁♂️
- このブログを書いているリッキーのプロフィール
- ポッドキャストとブログで情報発信している人
- 13のプラットフォームに音声配信している人(累計300回以上配信)
- Blue Yetiのコンデンサーマイクを使って収録している人
音声版はこちら
このブログ記事を音声化しました。
移動中や家事をしながらでもお聞きください👇
Audio Hijackの使い方解説【ミキサー不要、リモート収録必須アプリ】
Audio HijackはMac用の音声収録アプリです。
一言で表現すると、「Macに繋がる音なら何でも収録できる超優秀アプリ」
Audio Hijackがあれば、ミキサーがなくても、多様な音をミキシングすることができます。
zoom, discord, Radikoなどの音も収録することができ、リモート間の収録もAudio Hijackアプリ1つあれば完結してしまうのです☝️
Audio Hijackを使うメリット
- ミキサーでやっていたことをアプリで完結
- 音源をいくつも取り込むことができる(マイク、楽器、プログラム、アプリ and more!)
- ブロックを追加するカンタン操作で、収録のシステムを組める
- zoom, discord, オンラインラジオなどの音声を取り込める
- エフェクト多数!ノイズカットも付いている!
高機能、高音質、カンタン収録のAudio Hijack
音声配信、ポッドキャストをしている人、特にリモートでの収録がある人にとっては、必須のアプリです👍
Audio Hijack 無料版と有料版の違い
無料版は連続10分以上収録すると、ノイズが乗っかるようになっています💦
有料版は59$+TAX。
日本円で7,200円ほど💦
無料版で試してみて、気に入ったら有料版にする方法がベターです
購入はこちらから👇
購入するとライセンスキーが発行されます。
ライセンスキーはどこかにコピーしておきましょう☝️
Audio Hijackの基本的な使い方【クリックするだけ!】
収録回線の設定→ブロックを置いてつなげるだけ!
アプリを立ち上げて、左下の「New Session」をクリック▼
どこから音を引っ張ってくるか選択します。
アプリ、コンデンサーマイク、インターネットラジオ、Voice Chat (Skypeなど)、システム音源などから選択できます▼
次の編集画面で、ソース、アウトプット、エフェクトなどを選択し、音声収録の回線をつくります👇
ソース(音源)の選択
右上のソースから選択▼
- Application:zoom, discordなどのアプリケーションから接続
- Input Device:外付けのコンデンサーマイクなどと接続
- System Audio:Mac上に流れる音を収録
アウトプットの選択
何にアウトプットするかを選択できます▼
- Output Device:どこに音を流すか選択します。モニターリングする場合に選択。
- Recorder:収録する場合には必ず選択
- Broadcast:サーバー経由でのラジオ配信
- Live Stream:RTMPサーバー経由でのライブ配信
主に使うのは、RecorderとOutput Deviceです。
エフェクトの選択
EQ、低音と高音の設定などができます▼
Advancedでは、クリック音やノイズの除去エフェクトがあります▼
Audio Unit Effectsではより詳細は設定が可能▼
これらを組み合わせて、必要なブロックをドラッグアンドドロップして、収録回線を作っていきます。
例えば、Skypeの会話を収録する回線をつくると、以下のようになります▼
左から右へ、インプット👉メーター👉エフェクト👉レコーダー👉アウトプットの順番に作っていくと、整理しやすいです☝️
ちなみに、「リッキーの7分ライフハックラジオ」はYetiのコンデンサーマイクを繋げて、以下のような経路で収録をしています👇
良い音にするために入れている7つの機能💡
- 「Peak/RMS」音量をチェック
- 「Low Pass Filter」で低い周波数帯をカット
- 「Bass & Treble」で低音と高音の調整
- 「Denoise」でノイズのカット
- 「Declick」でクリック音のカット
- 「Dehum」で鼻音のカット
- 「10 Band EQ」でイコライザーの設定
試行錯誤した結果、これらの機能をドラッグアンドドロップで入れると、理想の音に近づきました💦
音声ファイルの保存方法
収録回線を組み立てたら、左下のボタンを押すと、収録がはじまります▼
録音を止める時は、赤いボタンをもう一度押すだけ。
録音されたデータは「Recordings」のタブにSessionごとにまとめられます▼
Recordingsから録音したSessionを選び、ファイルを指定。
アプリ上で録音したデータの再生、ファイル名などの細かな情報を追記することができます▼
ファイルを選択した状態で右クリックすると、ファインダー上に表示、Musicへの追加、削除などができます▼
ポッドキャストなどに配信する場合は、Reveal in Finderからファイルをピックアップして、Anchorなどにアップしていきます。
Audio Hijackで選べる6つの保存形式
Audio Hijackでは以下の保存形式に対応しています👇
- MP3
- AAC
- Apple Lossless
- AIFF
- FLAC
- WAV
詳細設定ができるのが嬉しい
Recorderを選択すると、収録するフォーマットの詳細画面が表示されます▼
デフォルトの状態では、個人利用、ネット配信用、最高品質から6種類のフォーマットが選べます。Customを選ぶと、さらに詳細な設定ができるようになります▼
フォーマットは6種類▼
ビットレート、モノラルかステレオ等々選択できます▼
超いい音で収録したい場合はUncompressed AIFFがオススメ☝️ポッドキャストの場合は High Queality MP3で十分です👍
Audio Hijackを使って、zoom, discord, SkypeのWeb会議を収録する方法
Web会議の収録もカンタンに1分でできてしまいます💦
Web会議の収録経路はこのような感じで設定します。
zoomから出てくる音をそのまま収録する流れです▼
✓ Web会議収録 設定のポイント☝️
- Applicationをドラッグし、Web会議のアプリ(zoom, discord, Skypeなど)を選択
- PEAK/RMSを入れておくと、音のバランスをチェックできるので便利☝️
- Recorderを必ず入れる
- Output Deviceを入れておくと収録する音をモニタリングできる
✓ 注意すること
デフォルトの設定ではWeb会議の左側のトラックに音声が乗っかるようになっているため、「Splic between channels」のチェックを外しておきます▼
自分の声はモニターせずに、収録する方法
自分の声をモニターせずに収録する方法もあります。
収録している時に、自分の声が遅延して聞こえると、すっごく気持ちが悪いです。
そうならないために、ちょっと一工夫。
リッキーは以下のような構成図でzoomやdiscordのリモート収録をしています👇
設定のポイントは2つ☝️
zoomなどのインプットでは、Include audio inputを外します。そうすることで、自分の声の返しが聞こえなくなります👇
そして、Web会議ツールから聞こえる音をイヤホンで聴くために、Output Deviceを必ず収録回線に入れておく必要があります(上記写真の右上、黄色塗り部分)
これで、自分の声とWeb会議から聞こえる声を1つの音声ファイルにまとめることができます。
zoomなどのWeb会議アプリを使って、リモートのポッドキャスト収録に使えます☝️
Audio Hijackを使わないで、リモートのポッドキャストを収録する方法
スタートアップのriverside.fmがリモートでのポッドキャスト収録、ビデオインタビュー収録に特化したサービスを展開しています。
参加者がブラウザーを立ち上げるだけで収録できて、しかも高音質、非圧縮のWAVファイルが生成される便利なサービスです。
riverside.fmはヒラリー・クリントンのPodcast収録でも使われているプラットフォーム。
リモートが多い人は、要チェックです✅
riverside.fmでポッドキャストをリモート収録する方法
Audio HijackでRadikoを収録する方法
インターネットラジオの「Radiko」 の音も収録することができます☝️
収録回線の設定は、このように▼
Safariを選択し、RadikoのURLを入力するだけでOK👌
収録ボタンを押すと、Safariが立ち上がるので、Radiko上でラジオを再生させます▼
Radikoを聞きながら収録したい場合はOutput Deviceにスピーカーを入れておけばOKです🎙
タイマー機能を使って予約収録する方法
タイマー機能を使って、インターネットラジオ放送を予約収録することができます。
ただし、予約収録するには、予約した時間にMacの電源を立ち上げておく必要があります☝️
予約収録の設定方法
Scheduleを選択▼
すでにあるセッション中から予約をつくることもできますし、新しくセッションを立ち上げて予約収録することもできます。
予約収録するセッションの左下にある「Add Timer」をクリック👇
収録する曜日、時間(INとOUT)を選択して、チェック✓ボタンをONにすればOK👌
これで、時間になると自動的に収録がスタートします💨
ラジコを収録する場合は、収録開始の時にブラウザー上でラジオが再生されている必要があります。場合によっては再生ボタンを押さないと収録が始まらないコトもあるので、注意が必要です☝️
まとめ
- Audio Hijackを使えば、Mac上の音をなんでも収録デキる
- zoom, discord, SkypeなどのWeb会議をカンタンに収録デキる
- ノイズカット、エフェクトの効果がカンタンにつけられる
- リモートでのポッドキャスト収録がデキる
- 予約収録の機能は微妙💧
ミキサー買わずに、カンタンにつなぎ合わせるだけで音を収録することができる神アプリです☝️